Lightweightのモデル公開

第3回世界将棋AI電竜戦 (本戦/ハード統一戦)で使用していたLightweightのモデルファイルを公開します。(1/15時点ではまだ準決勝以降を残していますが、Lightweightは進出していないため先に公開します)
モデルファイルのみの公開のため、USIエンジンについてはdlshogiのビルド済みエンジン等をそのまま利用ください。

特徴

同じDL系のdlshogiやGCT、二番絞り等と大きく異なる点は、モデルアーキテクチャやそれによる探索速度(NPS)となります。
EfficientNetを主体とした軽量モデル※であり、WCSC32時と異なり、50層のResNetで事前学習・生成したモデルを用いた知識蒸留を行っています。軽量モデルである故の評価・Policy精度のハンデは、探索量でカバーする前提となります。
(※公表されているEfficientNetの構成をそのまま使っているわけではなく、数個のResidual blockをその前段に置いています)
また、探索パラメータ設定はLightweight独自のものを推奨するため、以下で案内するZIPファイルに同梱されているparams.txtを参照ください。


参考までにですが、ハード統一戦に出場していたDL系ソフトでNPSを比較すると以下のようになるそうです。
(AobaZeroの山下さんが大会期間中に調査されていたものになります)

ソフト NPS
HoneyWaffle 59,000
Lightweight 55,500
Etude No.1 40,900
Rish 40,200
二番絞り 10,700
AobaZero 6,160



モデルファイルのダウンロードについて

以下の3ファイルを同梱しています。
Lightweight_6141_DR3ver.onnxがモデルファイル、params.txtが推奨のパラメータ設定になります。
また、モデル公開にあたっては利用用途の制限を設けておりますので、readme.txtを必ずご確認ください。
(使用された時点で、readme.txtに記載する利用用途の制限に同意されたものとします)
 ・Lightweight_6141_DR3ver.onnx
 ・readme.txt
 ・params.txt



以下のリンクからダウンロード可能です。
drive.google.com