入力特徴量作成処理改善の取り込み&NPS測定

先日、本家dlshogiのほうで入力特徴量作成の速度改善が行われていたため、Lightweight-EFにも取り込みました。
また、同時にNPSの測定も行いましたので結果を以下に記載しています。


【測定結果】
■前提
DNNモデル:第2回電竜戦で使用したLightweight-EF
CPU:Ryzen 7 3700X
GPU:RTX3080 & RTX3070
UCT_Threads:3
DNN_batch_size:1024

■比較対象
①Lw-EF_2gpu_MLTstream(以前のマルチGPU化の際に使用した③と同一のもの)
②Lw-EF_2gpu_MLTstream_features(ベースラインである①に対し入力特徴量の改良を行ったもの)

■測定方法
前回同様のため省略

■その他
こちらのスクリプトを改変したものを利用しています。
べた書きされている局面は特に変更していません。


ということで、結果はこちら。
f:id:Rheinmetall:20220102230234p:plain
アベレージで20%のNPS向上が確認できました。
NPSが平均/中央値ともに12.5万を上回っており、第2回電竜戦時のLightweight-EF(GPU1枚)と比較してみると、平均NPSが約2倍となっています。(前回の記事を参照)


最後に今回の測定結果のサマリを表形式で記載しておきます。

nps Lw-EF_2gpu_MLTstream Lw-EF_2gpu_MLTstream_features
max 158589 185777 (+17.14%)
min 40411 43738 (+8.23%)
ave 104313.29 126016.53 (+20.81%)
med 106375 132208.5 (+24.29%)

※括弧内の数字はベースラインとの比較となります。